遺産分割の後、遺言発見。どっち?


「配偶者と前妻との間の子が、

 相続財産を換金し、各2分の1ずつ取得する」

という遺産分割。

なんとか相続人全員署名、実印を押印。

相続登記、売却手続きも無事終了。

めでたし、めでたし。


ところが、

しばらくたって被相続人の部屋の隅っこから、

遺言書を発見!

「全財産は、配偶者へ」



遺言者の最終意思を尊重しよう。

という趣旨から、

原則は、遺言は遺産分割協議に優先します。


ただ、

相続手続きがすでに終わってしまっています。

相手も遺産分割の無効に応じないかもしれません。


また、

相続人全員が同意していれば、

一定条件のもと、

遺言と異なる遺産分割も有効。

との判例もあります。

まあ、それはあくまで遺言の存在を

相続人全員が知っていての話ですが。


やはり裁判しか・・・


遺産分割が有効か無効かの争いになったら、

「要素の錯誤」があった場合、

つまり、

重要な部分について真意と異なる意思表示

をしてしまった場合、

遺産分割は無効です。


遺言の存在を知っていたら遺産分割をしなかった。

そんな遺産分割は、

「要素の錯誤」があったとして無効。


遺産分割の後、遺言が発見されたら、

遺産分割が無効の可能性が高い。

ただ、

一旦有効として手続きしたものを

無効にすることは大変な労力が伴います。




遺言は、遺産分割に優先するので、

遺言があれば遺産分割協議をすることなく、

相続手続きができます。

(あとは遺留分侵害請求の話)

遺言と異なる遺産分割もできます。


ですので、

遺産分割協議をする前に、

「遺言があるかないかを確認しましょう」


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司法書士田中康雅の川崎市麻生区稲城市相続手続登記なんでも相続相談

川崎市麻生区新百合ヶ丘、稲城市、多摩で相続相談、相続登記・信託・贈与・遺言等相続手続中心に司法書士業務に従事し26年。税理士事務所勤務で相続税贈与税等を経験し開業。相続全般の知識経験と相続ネットワークでの相続対策や遺産整理、遺産分割、配偶者2次相続対策を行う司法書士田中康雅事務所は新百合ヶ丘駅徒歩5分、稲城市若葉台駅車10分「改訂版相続相談標準ハンドブック」(日本法令)好評発売。

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