2023年5月司法書士所感「AIさんそうは言っても」
みなさん、
ゴールデンウィークはいかがお過ごしですか
5月の司法書士所感です。
「ChatGPT」
これによって、仕事が大きく変わると言われています。士業など専門家なんていらないとも。近い将来、専門家はコンサル業務ができなければ、生き残れないと言われています。AIに相続の相談をすれば、きっと、いろいろな対策、手段を比較検討を即時に判断し、最適解をだしてくれるでしょう。そのうち、もっと進化して相談者の気持ちまで汲んで結論へ導いてくれることになると思います。
私は、そこからがコンサルタントとAIとの勝負だと思っています。
相続全体の把握、家族構成、聴いた想いから導きだしただけのコンサルタントはAIには勝てない。AIが出した最適解に対して相談者の方が感じる
「そうは言ってもね」
という戸惑い、違和感。ここが大切なような気がします。
法律はもちろん大事で、相続対策も必要ですが、場合によっては本人さえもわからない。相談者の方が心のどこかにひっかかる何か。そんな相談者の方に対し、寄り添い、五感、経験、専門知識を使いながら最適解ではなくとも、いまできる最善解を目指す。そんな司法書士が必要なのかな。と思う今日この頃でした。
司法書士田中康雅
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