2025年夏休司法書士所感「相続は誰に相談?」
相続相談、誰にすればいい? ~チームを纏める「コーディネーター」を見つけることが成功のカギ~
こんにちは。
司法書士田中康雅です。
相続のご相談を受けていると、よくこんな声を耳にします。
「弁護士さんに聞いたほうがいい?」
「税理士さんにも話しておくべき?」
「不動産は別の会社に頼むの?」
確かに相続には、法律、税金、登記、不動産…と複数の分野が関わります。 しかし、それぞれの専門家を自分で探して、説明して、調整するのはとても大変です。
そこで今日お伝えしたいのは、 「相続をスムーズに進める一番の方法は、チームのコーディネーターを見つけて、その人に依頼すること」 そして、その人物を見つけるためには無料相談を上手に活用するのが一番ということです。
1.相続は複数の専門家が必要
相続と一口に言っても、その中身はとても幅広いです。
・弁護士:相続人同士の紛争解決
・税理士:相続税等の申告や節税
・司法書士:相続登記、遺産整理
・行政書士:相続書類の作成
・不動産会社:不動産売却や活用
・土地家屋調査士:境界確定、測量
・生命保険会社:節税、納税対策
それぞれの分野は専門性が高く、知識も経験も必要です。 しかし、相続はそれらがバラバラに動くのではなく、一つの流れの中で進める必要があります。
2.コーディネーターの役割
ここで必要になるのが、全体を見渡すコーディネーターです。相続のコンサルタント、相続アドバイザー、相続〇〇士等いろいろな呼び方がありますが、ここではコーディネーターということにします。 コーディネーターは、各専門家の調整役として次のような仕事をします。
・どのタイミングで誰に動いてもらうかを判断する
・情報を全員で共有する
・依頼者の希望や状況を踏まえて最適な手順を組み立てる
もしコーディネーターがいなければ、弁護士・税理士・司法書士・不動産会社等相続業務に携わる人たちがそれぞれバラバラに動き、手戻りや無駄な時間が発生してしまいます。
3.なぜ最初にコーディネーターに依頼すべきか
たとえば、あなたが「まず税理士に相談しよう」と思ったとします。すると、登記や不動産売却の話になるたびに、別の窓口を探して説明し直さなければなりません。逆に「最初にコーディネーターに相談」すれば、必要な専門家をコーディネーターが選び、順番や連絡も全部調整してくれます。 つまり、あなたは自分の状況と希望を一度説明するだけでOK。あとはコーディネーターがチームを動かしてくれます。
4.では、どうやってそのコーディネーターを探す?
ここが今日の一番のポイントです。
優秀なコーディネーターを見つけるには、いきなり契約するのではなく、まず無料相談を活用することをおすすめします。
無料相談では、次のようなポイントを見極めましょう。
●話をじっくり聞いてくれるか
●専門外のことも含めて全体像を説明してくれるか
●自分以外の専門家ともスムーズに連携できそうか
●説明がわかりやすく、信頼できるか
この時点で「この人なら任せられそう」と思えれば、そのまま依頼すれば良いのです。
5.無料相談を活用するメリット
●費用のリスクがない:まずは話を聞いてみて、自分に合うか判断できます。
●比較できる:複数の相談窓口を利用して、説明や対応を比べられます。
●安心感が得られる:実際に会って話すことで、不安や疑問が解消されます。
6.コーディネーターさえ見つかれば依頼先は問わない?
ここで誤解してほしくないのは、 「コーディネーターは税理士じゃなきゃいけない」とか「弁護士でなければならない」という決まりはない、ということです。
最終的に信頼できるコーディネーターが見つかれば、その人が税理士であっても、司法書士であっても、弁護士であっても構いません。
なぜなら、そのコーディネーターがあなたに代わってチーム全体を動かし、必要な専門家と連携してくれるからです。
つまり、依頼先の肩書きよりも、あなたの立場や希望を理解し、全体を調整できる人かどうかが何より重要なのです。
7.まとめ
相続をスムーズに進める秘訣は、
●信頼できるコーディネーターを見つけること
●その人に全体の進行を任せること
●探すときは無料相談を活用すること
相続は、ただ専門家を探すのではなく、あなたの代わりにチームをまとめてくれる人を探すことが成功のカギです。
無料相談は、その「探す作業」を安心して、効率的に進めるための強力な方法です。
もし今、
「誰に頼めばいいのかわからない」
そんな思いがある方は、まず一度、無料相談を受けてみてください。
川崎市麻生区新百合ヶ丘/稲城市
司法書士田中康雅事務所
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