遺言能力に関する有効・無効のお話

認知症の人が書いた遺言って無効ですか?


さあ、どうでしょう。


1つ言えることは、

「遺言能力」のあるなしで決まります。

遺言の内容を理解し、

その遺言の結果どのような効力が生じるのか

わかる能力。

「判断能力」と言い換えてもいいでしょう。

これがない遺言は無効です。


ところで、

遺言内容を理解できるかどうかは、

遺言の内容にも関係があります。

仮に

遺言内容が「全財産を妻に相続させる」

だとしたら、

判断能力が低下傾向であったとしても

理解はできるかもしれません。


他方

財産ごとあげる人を変えるとか、

売却代金を遺贈する精算型遺贈とか、

受遺者が亡くなった場合の予備的遺言等

複雑になってくると、

同じ人でも

内容が理解できなくなってきます。

無効の可能性が高まります。


判断能力が低くなればなるほど

「遺言内容はシンプルに」

後で無効を主張されないためにも大事な

ことなんではないでしょうか。


だから認知症の方の場合でも

シンプルな遺言であれば有効の可能性

もあるということになります。


ただ、

「自分の名前、住所、生年月日

は言えるんですけどダメですか。」

よく聞かれるのですが、

それだけでは無効ですよ。

遺言内容がわかることが絶対条件です。



上記図のグレーゾーンだと

有効無効が微妙なので、

遺言能力の客観的証拠がより必要になってきます。

遺言能力については、下記関連ブログ

をご参照ください

認知症で遺言! 大丈夫?



遺言が書けるかどうか迷ったらの

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司法書士田中康雅事務所がお届けしました







司法書士田中康雅の川崎市麻生区稲城市相続手続登記なんでも相続相談

川崎市麻生区新百合ヶ丘、稲城市、多摩で相続相談、相続登記・信託・贈与・遺言等相続手続中心に司法書士業務に従事し26年。税理士事務所勤務で相続税贈与税等を経験し開業。相続全般の知識経験と相続ネットワークでの相続対策や遺産整理、遺産分割、配偶者2次相続対策を行う司法書士田中康雅事務所は新百合ヶ丘駅徒歩5分、稲城市若葉台駅車10分「改訂版相続相談標準ハンドブック」(日本法令)好評発売。

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